世界地図

世界地図

幼い頃に私の部屋に大きい世界地図の

ポスターが飾ってあった

父が飾ったみたい

寝つきが悪かったから

いつもその世界地図を眺めていた

その地図を触りながら

世界の人々、動物、自然を助けると思っていた

その記憶が私の人生にこんなに影響があり

助けてくれるとは

あの頃は想像もしなかった

 

私は何度も死を考えていた

きっと母の虐待で逃げたかったから

母は私を愛していたし

大切にされて育った

だけど母は激しさを持っている人で

コントロールができない人

マンションに住んでいて

裸で廊下に出された事も何回もある

手と足が出て叩かれる事も 

なのに、ご機嫌が直るとキス魔になる

正直何を考えているのか?

意味が分からなかった

私が母を殺すか?私が死ぬか?

どちらかしかないと思っていた事もある

だけど父の顔が浮かぶ

父はこの事を気づいてない

私はすごいファザコンで

父が大好きな人間だったから

父が悲しむのが嫌だったのだ

この事を父に言えば大変な事になる

我慢しかなかった

母が死ぬまで言わなかった

そして幼い頃、世界地図を眺めながら

世界の人々、動物、自然を助けると思っていた

このシーンが定期的に浮かび

よりブレーキになり我慢ができた

ある時、母は寂しいのか?と

気づいた事だった

それを理解してから

虐待は止まった

母は親の愛がない複雑な家庭に育った

2番目の母親に虐められ

お金はあるが愛情ない家庭に育った

だから私の扱いに悩み苦しんだのだと思う

私は生まれてすぐにてんかんという

脳の病気になり、将来どうなるか?

分からないと医者に言われたそう

相談する人も居ないし

するタイプでもない母

必死に子育てをして悩み苦しんだと思う

父は仕事に夢中な時期だし

母には厳しい人だったから

甘えられなかったと思う

それを一番理解できるのは

私しかないと思ったのね

愚痴やその日にあった事を

聞くようにしたんだ

長い時は夜中の2.3時まで聞いた

機嫌が悪かったら

お茶を飲む?

お菓子食べる?って気を使っていた

理解してあげたかったし

辛い過去がある母を

癒してあげたかった

そうしたら激しさはだいぶ落ち着いて

穏やかになった

 

だが私は女性恐怖症みたいになってしまった

女性の激しさをみると

逃げたくなり、大嫌いになる

虐待された頃を思い出して

母に似た部分を女性がすると

ほんと嫌で嫌で

なんで感情的に行動するのか?

理解出来なかった

友人は男性ばかり

遊びに行くのも相談も男性

女性の友人は3人いた

男性的な女性の友人

自分が逃げている自覚はあって

これままではダメだ

女性と向き合わなくちゃと

何回も思うが緊張してしまう

 

昨日のブログにうつ病の件は書いたけれど

それが自分と対話に繋がり

母を受け入れ、女性を受け入れて

女性が可愛いと思えるようになり

好きになった

母を許して愛された事を受け入れた

今はこうやってブログで書いてはいるが

過去の辛い感情は消えている

どうでも良くなって、記憶が薄れてしまい

他人事みたいな感じ

自分の事なんだけれどね

そして幼い頃、世界地図を眺めながら

世界の人々、動物、自然を助けると思っていた

このシーンがまた浮かび、また今も出てくる

これが生きるパワーになり、また私は動き出すの